雪災に火災保険が適用できます
掲載日:2022.03.13
皆さんこんばんは、住吉北町内会web中の人です。
今年は雪が多くて大変でしたね。でしたね、とか書いてますが今週火曜日、また雪予報ですけどね・・・。
そろそろ雪は勘弁して!と思っている方が大半だと思います。
例年に無い大雪で、軒が曲がったとか、落雪で煙突が折れたとか、雪害が結構深刻なお宅は多いと思います。
かく言う私も、庭の柵が雪で曲がってしまい、庭木も雪で折れてしましました。
ここで、雪解け後の修復についてです。泣きながら自腹で行う方が大半だと思いますが、実はご自宅に掛けている火災保険が適用になるかもしれません。今日はそのご案内です。
雪害による被害は保険で保証されるのか?
大雪等の雪害で自宅や外構、家財に被害が生じた場合は、多くの場合火災保険の「雪災保険」で保証されます。大半のケースだと、あえて外さなければ通常は最初から付帯しています。
雪災とは、雪の重みや落下事故(雪崩、雪庇の落下)のことで、融雪水による浸水被害等は「水災保険」でカバーされます。
保険の対象と主な対象物
雪害のよる被害で想定される例は下記の通りです。
1 雪の重みでカーポートが破壊された。
→落雪によるカーポートの損害は、火災保険の雪災保証の対象となります。ただし、保証範囲を建物にも適用しており、カーポートの延べ床面積が66㎡未満の場合です。
2 雪の重みで建物の屋根(ひさし含む)が変形した。
→雪害で屋根に損傷があった場合は、火災保険で保証対象範囲に建物が入っていれば対象となります。
3 屋根の変形が原因で雨漏りし、家財が水浸しになった。
→前述の通り、水災保証が付帯していれば保証対象となります。ただしケースにより異なりますのでまずは保険会社との相談が良いです。
4 庭で雪の上で滑って転んで骨折した。
→骨折は、原因が雪であっても、傷害保険若しくは医療保険の保証対象です。
火災保険が適用されいない場合はどんなときか?
雪災による損害があっても、火災保険の保証が受けられない主な例は次の場合です。
1 自然または摩耗などで劣化した場合
→経年劣化や老朽化に雪災が重なった場合は、保証の対象にはなりません。ですが、実際雪の影響で被害が発生した場合は、保険窓口に相談してみてください。
2 事故発生から3年経過したとき
→保険金請求権が時効によって消滅します。(保険会社で若干の差異はあるようです。)
3 保険契約者の故意若しくは重過失または法令違反
保険金の請求方法
実際に事故が発生して損害を受けたとき、どのように手続きをするのか、下図に流れを記載します。
①契約者は保険会社に、雪災(または水災)で損害があったことを連絡しましょう。画像があると分かりやすいですし、後々の証拠になりますので、なるべくお持ちの携帯電話等で状況を写真に撮りましょう。
②保険会社に連絡すると、必要書類などが送られてきます。
③書類をそろえて保険会社に提出します。この場合、罹災証明(罹災の事実や被害の程度を証明するもので管轄の消防署で交付されます。)が必要な場合があります。
④保険会社は契約者の申し出に基づき、現地確認・調査を行います。修理業者の見積書等があればその額が満額でたら嬉しいですね!
⑤申請に基づいた調査で問題なければ保険金が支払われます。
火災保険を利用しましょう。
火災保険は、自動車保険と違って利用したからといって等級が下がったり、次の契約から保険料が上がったりする性質ではありません。
大抵の火災保険は10年契約で、契約時に結構な保険料を支払っていると思いますのでこれを利用しない手はありません。
保険は申請しないと貰えません。そして火事なんて普通に暮らしていたらまず経験しません。
屋根の修理代どうしよう・・・を思ったら、是非保険証券を引っ張り出して、保証内容を確認しましょう!
ちなみに・・・住吉北町内会web中の人はファイナンシャルプランナー2級、行政書士、宅建士等の有資格者です。
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